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宮田理事長、安井学長が米国の協定校3校を訪問しました
この2年間のコロナ感染症の世界的な流行により、明海大学建学の精神に基づく「国際未来社会で活躍する人材の育成」の基礎をなす歯学部の奨学海外派遣も中止せざるを得ない状況でした。またその間、大学執行部の皆さんとの人的交流も十分に実施できず、異動もあったため、宮田淳理事長、安井利一学長、そして大友克之朝日大学長が10月7日から同15日まで、米国のUCLA、UTSan Antonio、Tufts大学を訪問しました。
■カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
UCLAとは1992年の交流協定締結からちょうど30年の節目の年になります。学生の相互交流もカリフォルニア州の経済的事情から途中一時的にできなかったこともありましたが、宮田理事長や宮田侑相談役の尽力により、現在まで永く学生交流が続いています。また、生涯研修も直接UCLAの教員から指導を受けることができるということで多くの受講生を集めています。その中心となっているHenry Takei先生にお会いして、研修部長の河津寛先生とともに今後の研修の在り方を議論しました。さらに、研究における教員の交流についても活性化を図るべく議論を重ねてきました。会議の折には、UCシステム総長のGene Block先生が宮田理事長を訪ねて来られ、その様子をご自分でTwitterにアップされておりました。久しぶりに再会したPaul Krebsbach歯学部長も将来を見据えて今後ともコミュニケーションを図りたいと強く訴えていました。
宮田理事長(右から5番目)を囲むUCシステムGene D. Block総長(左)とPaul Krebsbach歯学部長(右)
■テキサス大学サンアントニオ校
William L. Henrich学長を表敬訪問した後、Peter M. Loomer歯学部長とお会いしました。Loomer歯学部長はニューヨーク大学歯学部から来られた先生で生涯研修では有名な先生です。また、朝日大学の看護学部と交流のあるSonya R. Hardin看護学部長ともお会いしました。本学は看護学部はありませんが、保健医療学部口腔保健学科のハワイ大学への奨学海外派遣では看護学部での研修を実施しました。UTSanAntonioは州立大学ですので、学生教育も学外の障がい者施設、高齢者施設、学校など多くの施設で学修をしているのが特徴的でした。また、学生の研究意欲も高く、国際歯科研究学会(IADR)で優秀な成績を収める有名校でもあります。こちらのリサーチマインドの養成についても興味深いものがありました。
右からLoomer歯学部長、安井学長、Henrich学長、宮田理事長
■タフツ大学
交流を深めてきた歯学部の執行部の先生は全員お辞めになっており、短い時間の滞在でしたが、これまでの両大学の交流や今後の学生交流、研究そして生涯研修などについて議論をしました。すぐには相互交流とはいかないかもしれませんが、本学の学生派遣や研究者の受け入れについては前向きに考えてもらえました。
タフツ大学歯学部のGlobal Education担当のJohn Morgan教授(左から2番目)らとともに
明海大学は、建学の精神に則り、今後も学生のため、教員のために国際化を強力に推進します。