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第4回明海大学・朝日大学共催英語授業改革セミナーが開催されました
8月6日に第4回「明海大学・朝日大学共催・2021英語授業改革セミナー」が開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、大学会場における対面形式とZoomによるオンライン形式を併用した形で実施し、全国から小学校、中学校、高校の先生方、教育委員会の方々、大学教員、大学生、教育関係者が278人参加されました(会場参加者42人、オンラインによる参加者236人)。
開講式では本学安井利一学長と朝日大学森下伊三男副学長の挨拶の後、引き続いて第1部の基調講演が行われました。講演者は文部科学省の山田誠志教科調査官で、「新しい観点による学習評価から、求められる指導を考える~英語教師としての喜びを感じる授業を~」という演題で、豊富な資料とともに会場の受講者とのやりとりを交えた講義は多くの示唆に富み、学習指導要領に示された概念の具現化に役立つ内容でした。
第2部では2つの時間帯(13:00~14:15、14:30~15:45)にそれぞれ4つのワークショップが行われました。
ワークショップAでは朝日大学経営学部・英語教育センター教授の亀谷みゆき先生と山形県立小国高等学校校長の米野和徳先生をお迎えして、「評価を変えて授業改善!-指導と評価の一体化に向けて-」というテーマで対談形式により理解を深めていく講演を行いました。
ワークショップBでは、本学の金子義隆教授がコーディネーターとなり、愛知県立旭丘高等学校英語科教諭の箕浦麻里先生をお迎えして「生徒のMotivationを高める協働活動と高次言語活動-「論理・表現」の授業で養うスキルとは-」と題して、Zoomのブレイクアウトルーム機能による受講者同士の話し合いを交えながら講義を行いました。
ワークショップCでは、本学の石鍋浩教授がコーディネーターとなり、千代田区立九段中等教育学校・文教大学・都留文科大学非常勤講師の本多敏幸先生をお迎えして「読むことから話すことへの領域統合的言語活動」と題し、実際の授業ビデオを交えながら講演を行いました。
ワークショップDでは、本学の百瀬美帆教授がコーディネーターとなり、多言語コミュニケーションセンター教授のパトリツィア・ハヤシ先生及び准教授のタイソン・ロード先生が「楽しく学ぶ小学校外国語-ALTとのコミュニケーション活動を中心に-」と題し、児童役の学生たち(外国語学部英米語学科3年生の佐藤向日葵さん、2年生の上原二葉さん、児島晴香さん)とともに授業ですぐに使えるアクティビティーの紹介などを、Zoomのブレイクアウトルーム機能を併用しながら行いました。
それぞれのワークショップは、本学を会場として配信し、配信会場には常時技術担当者として外国語学部英米語学科3年生の及川龍之介さん、小林悠太さん、佐保翼さん、橋本ありささんが立ち会いました。
事後アンケートでは、「新しい学習指導要領や観点別評価を実施するうえで、ポイントとなる点をとても丁寧に説明していただき、クリアではなかった部分が見えてきて、向かうべき道筋が見えてきました。」などのコメントが多くの受講者から寄せられていました。