スクロール
どんぶらこ
桃が流れて
どんぶらこ?
ど
日本語にはオノマトペ※が他の言語より多いと言われています。その数、なんと4,000~5,000語!英語のオノマトペが1,000語~1,500語なので、いかに多いかが分かります。
日本人じゃないと「どんぶらこ」と聞いても情景が浮かびませんよね?
※擬音語や擬態語のこと
読めません
JR東日本
和英混合文
読
日本語が難しいと言われている理由の1つに「漢字」「カタカナ」「ひらがな」の使い分けが挙げられます。さらに、そこに「英語」も加わると、文法などを理解できず大混乱が起きてしまいます。 公的な文章にもしばしばこういった和英混合文が見受けられます。
ダンスと
タンスが
違う音
ダ
英語を勉強していると「これは日本語にはない音だから」という説明をされることがあります。それと同様に「他の国の発音にはない音」が日本語にも存在します。
例えば「ダ」と「タ」の区別は中国語や韓国語にはないとされています。
がたがたがたがた
英語に訳されない
日本の名著
が
宮沢賢治のイーハトヴ童話「注文の多い料理店」に出てくるセリフ「うわぁ、がたがたがたがた」の擬声語・擬態語の部分は翻訳されません。
日本語にはその瞬間を切り取ったような表現が多く、その部分は特徴的と言えます。
語彙多き日本語
話すには
5000語
語
日本語で日常会話を成立させるためには5,000語も必要と言われています。(それでも100%会話はできないようです)英語は3,000語あれば会話できると言われているので、日本語は覚えることがとっても多いですね。
ハッキリしない
断り文句
「ちょっと金欠で」
ハ
日本語は主語を省略しても伝わります。「金欠で」って誰が?という疑問もわきますし、「断り文句」であることも外国人にはわかりません。
言葉そのものには含まれない意味を理解しないと、決してできないコミュニケーションです。(ハイコンテクスト文化といいます)
日本語学習者の多い国・地域は中国、インドネシア、韓国の順。日本国内に目を向けると、日本語教育実施機関・施設等は2,764か所、日本語教師等の数は44,030人、日本語学習者数は219,808人となっています。出身地域別割合を見るとアジア地域がおよそ80%以上を占めています。
出典:国際交流基金「2021年度海外日本語教育機関調査」、
文化庁「令和4年度日本語教育実態調査」
日本を取り巻く言語環境は多様化の一途をたどり、多言語社会を形成しつつあります。それに伴って、社会の人材ニーズも変容しています。日本語学科では、生きる力の基盤となる教養と、日本語力・母語力を身につけること、日本語と日本文化に精通すること、周辺諸国の言語・文化・社会を理解することに力点を置いています。
目的に応じて学ぶ2つの専攻
グローバル・スタディーズ専攻(GSM)
社会経済活動で必要とされる外国語は単純な会話能力ではなく、文化や社会、ビジネスなど幅広い国際教養と専門知識を備えたものです。GSM では日本語、英語、中国語を修得し、グローバルに活躍できる人材を育成しています。
日本語専攻(JLM)
グローバル化を背景に、日本語や日本文化を正しく伝えるニーズは日々高まっています。日本語学科では、多くの外国人留学生とともに、日本語をより深く学び、ひとつの言語として理解を深めていきます。