内科学分野

准教授:井上 芳郎


近年の高齢化社会においては、循環器疾患、代謝疾患など様々な内科疾患をもった有病者への歯科診療の機会が増大している。
したがって歯学部学生の教育においては、いわゆる生活習慣病や歯科診療に影響を与える疾患、口腔病変を伴う疾患についての十分な理解を目標としている。
特に歯科診療時の問診や身体所見から内科疾患の存在を考えられる能力や、自分自身の健康を保持、増進させるための基礎的知識の習得にも重点を置いている。
研究活動では、歯学部における内科学分野の特色を生かして歯科系各分野との共同研究を行っており、最近では糖尿病と歯周病の相互関係についての臨床的、基礎的研究を進めている。
明海大学病院では、内科外来での診察と検査を担当している。
口腔外科をはじめとする歯科系の各診療科から紹介される有病者の内科疾患の評価、治療を通じて、安全な歯科医療の推進に貢献している。