都立高校における在京外国人生徒に対する日本語指導
7月8日、日本語学科の木山三佳教授の指導を受けている富田遼太郎さん(大学院1年)と南真里奈さん(3年)が、都立飛鳥高校における日本語指導を必要とする外国人生徒に対し、日本語支援を行いました。
富田さんは大学2年の夏休みから飛鳥高校での日本語指導を始め、現在4年目です。
当日参加した上海出身の高校2年の男子生徒は、「富田先生には昨年度も教えていただき、長い文章を短く適切にまとめる方法を学びました。日本語は響きが美しいですが、助詞「は」「が」の使い方が難しいです」と話してくれました。
飛鳥高校(全日・定時制)では、今年度は17回の訪問と夏季休業集中講座も実施する予定です。
また、日本語学科の学生・院生による日本語支援は、都立南葛飾高等学校でも年に29回実施するほか、秋には木山教授による都立高校教諭対象の日本語指導の教員研修会も実施予定です。
-大学院生の感想-
「日本語支援に携わり」
富田遼太郎
「失敗は成功のもと」ということわざがあるように、人間は失敗を通じて失敗した要因を考え、そこから成功のヒントを得ると思います。日本語支援での授業で「今日は上手くできたな」と思うことは5回に1回くらいで、4回は上手くいかないことがあります。
しかし、日本語支援に携わり、失敗をそのままにするのではなく、上手くできなかった要因を自ら内省することが、自分が成長するために必要な要素だと感じました。